地震への備え(家具の固定・配置の注意事項等)
家具の固定・配置の注意事項等
1995年に起きた阪神・淡路大震災では、住宅内部での被害が多く、負傷者の約半数(46パーセント)は「家具の転倒、落下」が原因だったというデータがあります。地震の際、室内では物が落ちてきたり、家具が倒れてきたりします。収納方法や家具の配置を工夫したり、家具の転倒防止器具を利用する等防止策を講じましょう。
- 家具は収納方法や低重心に配置するよう工夫しましょう。
- 就寝時に近くで転倒しそうな家具は配置しないように注意しましょう。
- ドアや避難経路をふさがないように、家具レイアウトを工夫しましょう。

地震への備え(非常食・防災グッズの準備)
非常食・防災グッズの準備
常日頃から貴重品や非常用の荷物を用意しておくことが重要です。徒歩で避難できるように最小限に纏めましょう。
- 非常食
- 飲料水・ビスケット・カンパン・チョコレート・インスタントラーメン・缶詰等
- 防災グッズ
- 懐中電灯・ロウソク・ラジオ・乾電池等・ヘルメット・軍手・スリッパ・防寒具類・カセットコンロ・電話帳・小銭(公衆電話用)・救急箱(医薬品)・生理用品・紙おむつ・簡易トイレ・ナイフ等

地震が発生したら
地震が発生したら
- 揺れを感じたらまず落ち着いて室内のテーブルの下等、物が倒れてきたり落ちてきても怪我をしない場所で身を伏せて揺れがおさまるのを待ちましょう。
- タンスや戸棚等、倒れる恐れのあるものから速やかに離れましょう。
- 避難経路の確保のため、地震発生後に玄関ドアまたは窓1ヶ所を開け避難できるようにしておきましょう。
- コンロの火は安全が確保されるまですべて消しておきましょう。
- 地震の後、火災が発生しないために電気ブレーカーを落とし、ガスは元栓を閉めてください。
- 地震がおさまった後に、建物や設備に損傷がないか、電気系統の異常やガス漏れ、給排水管からの水漏れ等がないか確認をお願いします。
- 建物内外部に破損や亀裂等を発見した場合は当社窓口までご連絡ください。

避難経路確認・消火器・火災警報器・防火戸について
避難経路確認・消火器・火災警報器・防火戸について
災害発生時に屋外へ避難するための避難経路をしっかり確認しておきましょう。
避難経路の一つが塞がれてしまった場合を想定して、共用部階段を使う方法やバルコニー内の避難ハッチを使い避難する方法等、複数確認しておくことが重要です。どこに避難ハッチがあるか、事前に確認しておきましょう。
日ごろから非常用設備(消火器、火災報知機、防火戸)の設置場所とその使用方法を確認して覚えておきましょう。
消火器の使い方は以下となります。
- 安全ピンを引き抜く
- ホースをホルダーから外し先端を持って射出口を火元に向ける
- 本体上部レバーを強く握ぎり消火剤を放射させる
(注意:火の高さが天井まで届いている場合は迷わず速やかに避難してください)
消火器の使用方法(東京消防庁)概要:消防用設備の使い方に関する説明・動画
- 室内に設置されている火災警報器は自動で119番に通報する機能はありません。必要に応じてご自身で通報してください。
- 住宅用火災警報器は製品寿命は約10年です。定期的に点検をして作動を確認してください。
- 防火戸は火災発生時に自動的に閉まり延焼を防ぎます。閉まっている際の開け方を確認しておきましょう。

火災発生時の対応
火災発生時の対応
- 初期消火が可能な範囲であれば消火器や濡らした毛布・座布団等を使って消火を行いましょう。
- いざという時の消火のために日頃から浴槽に水の汲み置きをしておくことは役立ちますが、小さいお子様が居るご家庭は事故になり得ますので十分ご注意ください。
- すでに火が燃え広がっている場合は速やかに避難してください。
- 煙の中を避難する際は布類で口と鼻を覆い姿勢を低くして移動しましょう。
- 専有部または最寄りの共用部にある非常用押ボタンを押し、警報を鳴らしてください。
- 「火事だ!」と大声で周囲に知らせ、至急119番へ通報し、住所、建物名、火災状況、けが人の有無等はっきりと伝えてください。
- 火元を密閉するため玄関ドアや窓を閉めて近隣への延焼を防ぎましょう。空気の出入りを阻害することで迅速な鎮火にもつながります。

火災保険の備え
台風への備え(TVが映らない・ベランダにものを置かない・換気口閉鎖等)
台風への備え
暴風雨による損壊や浸水の被害に備えて、台風上陸前、風や雨が強まる前に準備をしておきましょう。
- 雨樋を受けている金具や固定している針金等が外れたり緩んだりしていないか確認し、必要に応じて補強しましょう。
- バルコニー排水口の掃除をしておきましょう。排水口が詰まっていると雨水が溢れて室内に浸水することがあります。
- 水が浸入することがないようにサッシ窓や換気スリーブ等は隙間のないようしっかりと押さえて閉めましょう。
- バルコニーの洗濯物ハンガー等、風に飛ばされる恐れがあるものは室内に入れておきましょう。
- バルコニーに備え付けられているテレビアンテナ等がしっかり固定されているかどうか確認しましょう。
- 屋外コンセントに雨水が侵入しないように工夫しておきましょう。
- 地下駐車場や機械式駐車場は大雨で冠水する恐れがあります。必要に応じて安全な場所へ移動させましょう。

ガスの復旧の仕方
ガスの復旧の仕方、断水・停電・
エレベータ停止時の対応
ガスメーターが大きな揺れなどを感知し、安全装置が作動してガスを遮断している場合があります。ガス漏れなどがない場合は、復帰操作を行うとガスが使えるようになります。
- 一般型マイコンメーターの復帰方法(東京ガス)
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- すべてのガス機器を止める
- 復帰ボタンのキャップを外す
- 復帰ボタンをしっかり奥まで押し込み、2秒待ってゆっくり手を離す
- ガスを使わないで3分待つ。キャップを戻す。
復帰操作動画(東京ガスネットワークHPより引用)

断水・停電時の対応
断水・停電時の対応
- 断水したら
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- 時計回りにひねって水道の元栓をすぐ閉める!元栓を閉めることで泥や濁った水が家の水道管に入ってくるのを防ぎます。過去の災害では、濁った水がトイレや給湯器の中に入って故障したケースがあります。閉める時は時計回り、というのがポイントです。トイレや給湯器、洗濯機の止水栓も閉めておきましょう。
- トイレに水は流さない。排水管が壊れると、水を流した時に汚水が逆流する危険があります。携帯トイレを利用しましょう。トイレが使えるか不安な時は、排水管に問題がないか業者やマンションの管理組合に確認しましょう。
- マンションでは、断水が長期化すると、飲料水や生活用水の確保が困難になり、在宅避難が難しくなります。そのため地下の受水槽や屋上の高架水槽など、それぞれのマンションにおいて、水を確保する方法を考えておきましょう。
- 停電したら
- 停電の範囲を確認しましょう。入居している部屋のみなのかマンション全体なのか、近隣含めてなのかで対応方法が異なります。マンション以外の近所も消えていれば、地域停電のため、復旧するまでしばらく待ちましょう。マンション以外の近所の電気が点いていて、共用廊下の照明などが消えていれば、マンションの停電です。共用部管理会社に連絡して、しばらくお待ちください。この場合、水が止まり、エレベーターも使えなくなります。共用廊下の電灯が点いているようであれば、住戸内の停電ですから、ブレーカーを調べてください。
ソーラーライトは電気代ゼロの防災グッズで、太陽光で充電し、点灯する明かりです。電池や燃料を必要としないため、災害時は重宝します。 - エレベーターの使用について
- 故障・停電などで緊急停止し、閉じ込め被害にあう可能性があるため、点検が終わるまでは非常階段を利用します。万が一、閉じ込められたらインターホンで連絡をとり、 救助を待ちます。

災害時の指定避難場所・災害伝言サービスの活用
災害時の指定避難場所・災害伝言サービスの活用・
ハザードマップ
災害避難時に家族で落ち合う避難場所や連絡方法をあらかじめ話し合い決めておくことが重要です。家族が会える場所として自治体のハザード(防災)マップで自宅から近い避難場所や安全ルートを確認しておきましょう。災害時にどんな方法で連絡をするのか、遠方の親戚・友人を介してSNSも含めて連絡が取れる方法を決めておきましょう。
ハザードマップポータルサイト電話【災害用伝言ダイヤル171 】やインターネット【災害用ブロードバンド伝言板web171】の利用方法を確認して覚えておきましょう。電話がつながりにくい中でも安否確認ができるよう伝言を登録できるサービスです。家族間の連絡方法、安否確認方法として利用できます。
NTT東日本 災害用伝言ダイヤル171※体験利用提供日あります。
