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[ T’act 15号掲載 ]
東急住宅リースによる
サステナビリティへの
取り組みをご紹介

2030年に向けた長期ビジョンで「環境経営」の推進を
宣言している東急不動産ホールディングス。
その一角を担う当社では、
「優先して取り組む社会貢献、サステナビリティ活動項目」に基づき、
環境に配慮したさまざまな活動を実施しています。

6つのマテリアリティで社会貢献とサステナビリティを推進

東急不動産ホールディングスは、事業活動を通じて社会課題を解決し、ステークホルダーとともに、サステナブルな社会と成長の実現を目指す取り組みを強化しています。2015年に国連サミットで採択された「持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)」の達成に貢献するために、長期経営方針「GROUP VISION 2030」では、「ライフスタイル」「環境」「街と暮らし」「デジタル」「人財」「ガバナンス」という6つのテーマを重要課題に設定。これに基づく多角的かつ継続的な取り組みによって「価値を創造し続ける企業グループ」「誰もが自分らしくいきいきと輝ける未来」の実現を目指しています。
その一角を担う東急住宅リースは、社会貢献とサステナビリティを推進するために、3つの活動項目を掲げています。
「サステナブルな環境」分野では、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)など省エネ住宅の建築や、設備の更新による省エネ・省資源化の提案に加えて、環境配慮型の建材や製品の利用などを積極的にご提案しています。
また「多彩なライフスタイル」分野では、コロナ禍以降に普及・定着したテレワークをはじめとするライフスタイルの多様化、入居者ニーズの高度化に対応する間取りや共用施設などのご提案に注力。宅配やシェアリングなど、社会変化に伴ってニーズが高まるサービスの導入・展開も推し進めています。

6つのマテリアリティで社会貢献とサステナビリティを推進

安心・安全・快適が持続する「ウェルビーングな街と暮らし」

活動項目の3つ目の分野「ウェルビーングな街と暮らし」は、誰もが幸せを感じられる社会の実現が目標です。“人生100年時代”を迎え、心身の健康に対する意識が強まる今、自分や家族にとって快適な住まい方・暮らし方をより一層求める動きが見受けられます。一方、自然災害が多く、地震や台風、豪雨などによる被害が頻発している日本では、防災・減災ニーズが年々高まっています。すべての人が安全に、安心して暮らせる環境づくりにおいては、住まいを軸としたコミュニティ形成の重要性も増大しています。
こうした背景を踏まえて、東急住宅リースでは、大規模物件の入居者を対象とする各種イベントの開催や開催補助を行っています。交流、防災、子育て、健康、地域活性、伝統文化体験など、テーマも多彩なイベントの数々は、入居者同士のつながり、さらには地域とのつながりや絆を育んでいます。

SDGs・ESG対応のさらなる拡充へ

東急住宅リースの「サステナビリティへの取り組み」は、近年ますます拡充しています。DX(デジタルトランスフォーメーション)推進もそのひとつ。オーナー様や入居者との契約・申込などの電子化によって、紙資源消費の削減を実現しています。また、環境配慮や新しい生活スタイルへの対応の視点から導入しているシェアリングエコノミーサービスは、オーナー様や入居者から高い評価をいただいています。
建物自体の性能や品質も、SDGs・ESGの観点から対応施策を重視。経年変化が目立つ物件については、リノベーションや大規模修繕によって省エネ化・長寿命化を図り、さらにZEH評価やCASBEE(建築環境総合性能評価システム)などの環境認証取得も、新築物件を中心に推進。こうした賃貸住宅における環境負荷の軽減を目指す取り組みは、オーナー様にとっても資産価値の維持・向上につながるものと考えています。
東急住宅リースは、賃貸住宅を起点とした環境問題や社会課題の解決につながる取り組みを、オーナー様との連携強化のもと、今後一層強化していきます。

※「Environment(環境)」「Social(社会)」「Governance(ガバナンス)」を考慮した投資活動や経営・事業活動のこと。(内閣府公式 HP/ESGの概要より)

オーナー様と共に様々なイベントの開催及び開催補助をしています

CASE.1|月島荘/オーナー 乾汽船株式会社

行政&地域住民参加型の未来志向コミュニケーションイベント

CASE.1|月島荘/オーナー 乾汽船株式会社
当施設は、複数の企業が利用する企業寮の集合体です。オーナーの乾汽船株式会社が主宰する恒例行事「秋まつり」では、異業種の入居者がチームを組んでビジネスアイデアを発信し、施設入居者や行政、地域住民の参加者による投票で最優秀賞を決めるコンペで盛り上がります。
CASE.1|月島荘/オーナー 乾汽船株式会社

STAFF VOICE
大渕 正太
PM事業本部 法人資産運営部 勝どきセンター

『中央区×SDGs』をテーマに、闊達なアイデア・意見が飛び交った異業種アイデアコンペや、オーナー様・行政・民間団体代表による「まちづくりへの想い」を主題とするパネルディスカッションが好評でした。入居者の方々が多様な価値観を共有できる機会をお手伝いできた貴重な経験でした。

CASE.2|プラザタワー勝どき/オーナー 乾汽船株式会社

入居者同士のコミュニケーションを目的とした体験型防災イベント

CASE.2|プラザタワー勝どき/オーナー 乾汽船株式会社
月島荘とおなじく乾汽船株式会社が企画を主導し、地域管轄の消防署と警察署の協力を得て開催した「ぼうさいさい(防災祭)」。入居者の方々には、タワーマンションで起こり得る被災を想定し体験しながら、防災に関する知識を身につけ、意識や関心を高めていただく好機となりました。
CASE.2|プラザタワー勝どき/オーナー 乾汽船株式会社

STAFF VOICE
金子 樹
PM事業本部 法人資産運営部 勝どきセンター

全住戸対象の安否確認訓練、エレベーター閉じ込めや消灯した避難階段を登る体験など、タワーマンション特有の被災時の不便を多くの方に体験いただきました。各種訓練・体験には景品付きのスタンプラリーを導入。ご家族で楽しみながら防災を考える機会を提供するお手伝いができました。

CASE.3|東雲キャナルコートCODAN/オーナー UR都市機構

街の魅力発信と入居者募集を目的としたフォトコンテスト

CASE.3|東雲キャナルコートCODAN/オーナー UR都市機構
当施設は、東京ベイエリアで1,700戸を超えるビッグコミュニティ。その魅力的な住環境について、SNSを通じて発信するフォトコンテストを開催しました。入居者に限らず、誰もが参加できるオープン型イベントで、インスタグラムによるハッシュタグ投稿や、メールによる写真データの送付などにより作品を募集。ご家族の日常のワンシーンや居室から望む風景、地域の賑わい、照明に浮かび上がる幻想的な建物外観など、全116点応募いただいた中から、最優秀賞・優秀賞・入賞の作品を決定しました。さらに、本コンテストの作品展を施設内で開催し、好評を博しました。
CASE.3|東雲キャナルコートCODAN/オーナー UR都市機構
CASE.3|東雲キャナルコートCODAN/オーナー UR都市機構

STAFF VOICE
藤田 宗平
PM事業本部 法人資産運営部 第四グループ

本イベントは物件魅力度発信を目的に立ち上がった社内ワークショップにより企画をしました。コロナ禍になってからは恒例のイベント開催が中止を余儀なくされていた中、多くの方が安全に安心して参加できる企画として実施しました。参加者を入居者に限定しないことで、当物件の魅力を内外に発信できたことが大きな成果です。

CASE.4|ブローテ大倉山・ブローテ横浜高島台/オーナー 株式会社ピーオーリアルエステート

伝統文化を親子で学ぶリモート型ワークショップ

CASE.4|ブローテ大倉山・ブローテ横浜高島台/オーナー 株式会社ピーオーリアルエステート
ブローテシリーズは、ハード・ソフトの両面から、入居者のコミュニティ形成を重視。その一環でイベント開催も数多く、「美術鑑賞ツアー」や「料理教室」「クリスマスコンサート」などを実施してきました。コロナ禍で人的交流が制限される中、企画・実施したのが、リモートを活用した「親子で学ぶ伝統文化」体験です。竹細工や九谷焼といった伝統工芸の体験機会として、希望者に手作りキットを配布。画面越しに著名な作家・職人の指導を受けながら、日常的に使える器をつくる試みは、長年継承されてきた技術や思想を、親子で楽しみながら学べるワークショップとして好評でした。
CASE.4|ブローテ大倉山・ブローテ横浜高島台/オーナー 株式会社ピーオーリアルエステート
CASE.4|ブローテ大倉山・ブローテ横浜高島台/オーナー 株式会社ピーオーリアルエステート

STAFF VOICE
反町 理子(上)高貝 舞佳(下)
PM事業本部 法人資産運営部 第二グループ

企業理念に掲げる“女性支援” を賃貸住宅経営にも活かすオーナー様の姿勢に学び、入居者満足につながるイベントの企画・運営をサポート。リモート型ワークショップは、コミュニケーションが希薄になりがちな環境下、親子で楽しめる非日常体験を提供できた経験が、私たちの宝です。

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